子育て主婦の働き方 正社員とパートどちらが向いているか問題 比較検証

主婦の就職
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子どもの手が少し離れて仕事を探そうと考えた時、子育てと仕事の両立がどんなものになるのかリアルな想像がつかず、働き方に悩む方人も多いのではないでしょうか。

  

主婦さん
主婦さん

子どもとの時間を大切にしたい、でもある程度の収入は必要、社会との接点も欲しい。

私にとってベストな働き方ってどれなんだろう?

ろばちゃん
ろばちゃん

働く中で大切にしたいことは沢山あるよね。

今回は、仕事探しで悩むことの多い【正社員とパートどちらが向いているか】について考えていこう☆

子育て主婦 実際働いている人の正社員とパートの割合は?

2021年に厚生労働省が発表した国民生活基礎調査によると、子育て主婦(女性)で仕事をしている人の割合は75.9%でした。

その中で雇用形態別における割合は、正規雇用が39%、非正規雇用が49.2%、その他が11.8%という調査結果になりました。

2016年の調査では、雇用形態別における割合は、正規雇用が32.7%、非正規雇用が54%、その他が13.3%という結果でした。

5年間で正規雇用の割合が上昇し、非正規雇用が減少傾向にあることがわかります。
参考:2021年 国民生活基礎調査

 

実際に働いている子育て主婦は、正社員(正規雇用)の割合が39%・パート(非正規雇用※派遣・契約社員等含む)が49.2%

正社員の割合は年々増加傾向にある

このデータには、出産前から就業継続している人も含まれます。

そのため、子どもが小さいうちは正社員でも、時短勤務で働いている人が多いことに留意しなければいけません。

新たに正社員で仕事を探す場合、時短勤務でスタートできる会社は少ないので、正社員の割合が多いからという理由で、未就学児を持つ主婦の方が正社員就職を検討するのは注意が必要です。

正社員とパートの働き方 メリット・デメリット

正社員・パートのメリットとデメリットは次の通りです。

正社員のメリット

  • 給与が安定している
  • ボーナスや退職金制度などの福利厚生が充実している
  • 無期雇用なので雇い止めがない
  • 責任のある範囲が広くやりがいが大きい
  • 社会的な信用が大きい
  • 転職に有利

パートのメリット

  • 求人数が多く就職しやすい
  • 働く時間や日数の自由度が高い
  • 責任の範囲が狭いのでストレスが少ない
  • 辞めやすい

正社員のデメリット

  • 拘束時間が長い
  • 責任の範囲が広くストレスがかかる
  • 長期休みがとりにくい

パートのデメリット

  • 休みの日数で給与額が変動する
  • 有期雇用の場合、契約終了後は別の仕事を探さなければいけない
  • 収入によっては社会保険などに加入できない

 

正社員・パートは【給与額】【自由度】【安定性】に違いがある

子育て主婦の働き方は、短期目線では【給与額】と【自由度】のバランスが重要

正社員、パートどちらもメリット・デメリットがあり、バランスを考えて選択することが重要です。

短期目線では【給与額】と【自由度】が重要になります。

あなたにとって正社員とパート どちらが向いている?

ガッツポーズをするビジネスウーマン

どんな人が正社員・パートに向いているのかは次の通りです。

正社員に向いている人

  • 安定的に稼ぎたい人
  • 家事や子育てを夫と分担できる人
  • メンタルが弱くない人

安定的に稼ぎたい人

毎月安定した給与がないと家計がまわらない、という人は正社員一択です。

専業主婦の時期に、金銭的なストレスを感じたという人も、給与の安定する正社員がおすすめです。

私は専業主婦の時期、お金の不安から、子どものおもちゃを買うことを躊躇する場面が何度もありました。何とも言えないつらい気持ちで、今でもふと思い出します。今は正社員になり、多くはないですが毎月安定した給与があるので、金銭面でつらい思いをすることはなくなりました。

家事や育児を夫と分担できる人

正社員で1日8時間働くためには、家族の協力が不可欠です。なかでも夫とどれだけ家事・育児を分担できるかが重要になります。

夫が家事・育児に協力的であることは勿論、夫に時間的・精神的な余裕がどれだけあるか、何を担当できるか、具体的に(平日の夜に子どもをお風呂に入れられる・休日は平日の食事の作り置きができるなど)話し合いを行いましょう。

その結果、家事・育児を夫と分担できるようであれば、負担が少ない状態で働けるので、正社員で働くことが可能になります。

メンタルが弱くない人

子育て中は、子どもの急な発熱など、不測の事態に対応しなければならない場面が多くあります。

子どもを優先して仕事に穴を開けると、会社に申し訳ない。会社を優先して子どもに無理をさせると、子どもに申し訳ない。

そんな気持ちになってしまうこともありますが、どちらも真摯に対応し、別の機会にフォローすれば、ほとんどの場合問題はありません。

必要以上に気に病まない様、強い、とまでは言いませんが、弱くないメンタルを保つことは大切です。

パートに向いている人

  • 家計に余裕がある人
  • 家事や育児の優先度が高い人
  • 心身ともに余裕のある働き方をしたい人

家計に余裕がある人

将来のことを考えると貯金はしたいけれど、毎月安定した給与がなくても、家計が回らないことはない。

こんな人には、家庭とのバランスを取りやすいパートが向いているでしょう。

正社員で働くと、家事に使える時間が少ないため、夕食のテイクアウトをしたり、時短家電を購入したりなどの出費が多くなります。

パートの場合、正社員との給与差は大きいかもしれませんが、家事や子育てに使える時間は多いので、時短のために出費するということが少ないです。

家事の工夫次第では給料差もかなり埋められますし、そうなるとパートで働いた方が効率的かもしれません。

家事や育児の優先度が高い人

主婦さん
主婦さん

夫と分担することで、自分の思い通りの家事・育児ができなくなるのはモヤモヤしちゃう

主婦さん
主婦さん

子どもが体調不良の時は、症状が軽くても、なるべく家で休ませてあげたいな

このように考える人も多いのではないでしょうか。

満足度の高い家事や育児がしたい人には、正社員よりパートをおすすめします。

勿論、パートでも仕事を優先しなければならない場面はありますが、正社員より家事や育児を優先できるのは間違いないです。

正社員で働くことで、家事や育児が疎かになると、とても大きなストレスがかかってしまいます。

自分にとって、優先度の高さがどれくらいか考えてみてください。

心身ともに余裕のある働き方をしたい人

家庭と両立して働くということは、それだけでハードゲームです。

疲れて家事ができない、子どもに笑いかけることができない。そうなってしまうと本末転倒です。

家庭と仕事を両立した際の、精神面・体力面の負担をよく考え、それに合わせて働き方を考えることが重要になります。

不安のある人は、まずパートから始めてみることをおすすめします。

 

希望の働き方と、自分の特性を合わせて考えることが重要

正社員・パートの働き方を選ぶ際は、希望の働き方と、自分の特性を合わせて考えることが重要です。どちらか迷っている場合は、募集条件の縛りが多い正社員から目指してみることをおすすめします。

仕事を探す中で、考え方もかわっていきます。自分軸をしっかり持った上で、臨機応変に対応していきましょう。

 

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