再就職をお考えの子育て主婦のみなさん。
面接対策は何かされていますか?
「新卒の時に経験してるし、流れはだいたいわかるから大丈夫」
「その場の盛り上がりが一番大事でしょ!」
「正直に自分の思いを伝えればいいんじゃないの?」
そう考えている人は、注意が必要です。
子育て主婦は、子どもの保育園送迎や体調不良時の看病などの対応が必要なため、働く上での制限が多く、就活の場では不利な立場にあります。
面接においても、しっかり対策を取らなければ、制限の少ない他の求職者に負けてしまう可能性が高いのです。
この記事では、子育て主婦のマイナスイメージを、プラスに変える面接対策をご紹介します。
せっかく面接まで進めたのに、力が発揮できず不採用・・・
そんな結果にならないよう、しっかり対策して挑みましょう!
著者は転職経験3回、子持ちのフルタイムワーママです。
自身の就活経験を活かし、みなさんの就活成功を応援します。
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就活における主婦のプラスイメージ・マイナスイメージってなに?
採用企業側が考える主婦のプラス・マイナスイメージは次の通りです。
きちんと仕事をしてくれそう
主婦業や子育ては、多くのタスクを毎日繰り返し行う、大変かつ成果が目に見えにくい労働です。
それらを継続できる主婦の人は「継続力や忍耐力があり、きちんと仕事をしてくれる人」と、企業側がイメージすることが多く、プラスのイメージになります。
責任感がありそう
子育て主婦が「責任感がある」というイメージを持たれることは多いです。
子育てによって培われた責任感や対応力が、仕事でも活用できると考えられるからです。
会社の雰囲気を良くしてくれそう
母親に対する一般的なイメージとして「優しい・おおらか・明るい」があります。
もちろん人によって差はありますが、母親の多くは子どもと接する際に、この3点を意識して行っているのではないでしょうか。
子育て主婦に対して、企業側もそのイメージを持っており、社内環境に良い影響を与えてくれるのではないかと考えているのです。
欠勤や早退が多そう
実際、子どもの体調不良などで、欠勤や早退が多くなってしまう場合は多いです。
家庭で気を付けていても、保育園などで集団感染してしまえば、防ぎようがありません。
企業もある程度は覚悟していますが、マイナスのイメージであることはかわらないでしょう。
残業が難しそう
普段は残業の少ない会社でも、繁忙期などに1~2時間の残業がある場合があります。
その際、子どもの迎え時間の関係などで残業が難しいのではないか、と考える企業は多いです。
仕事をしていない期間のブランクを埋めるのに時間がかかりそう
出産や子育てで仕事から一旦離れ、ブランクの期間ができることで、仕事を覚えたり、職場に慣れるのに時間がかかるのではないか、と考える企業もあります。
中途採用は基本的に即戦力を求めているので、マイナスととる企業は多いでしょう。
以上、採用企業側が考える主婦のプラスイメージ、マイナスイメージでした。
就活では、あなた自身のPRはもちろん重要ですが、企業側が求職者に抱いているイメージや、先入観を踏まえた上で話を進めると、スムーズにいくことが多いです。
それを利用しない手はないです!
次はイメージを活かした面接対策を解説していきます。
面接対策 プラスイメージは強調・マイナスイメージは少しプラスに
子育て主婦のプラスイメージ、マイナスイメージから、面接に必要な対策について考えていきましょう。
きちんと仕事をしてくれそうを強調→身だしなみ・正しいマナー・話し方を意識
きちんとした仕事ができる人=きちんとした人です。
きちんとした人とイメージ付けするために、清潔感のある身だしなみや正しいマナー、はきはきとした話し方を心がけましょう。
質疑応答でアピールする以外にも、イメージアップは可能です。
面接の時間は短いので、いろいろな方法で自分を売り込んでいきましょう!
責任感がありそうを強調→「ピンチの時の対応策」を伝える
責任感があることを強調するには、仕事の中で自分が行う「ピンチの時の対応策」を伝えることが有効です。
イレギュラーな事態でも、仕事をきっちりとこなす=責任感がある とイメージ付けできます。
主婦のマイナスイメージである「欠勤や早退が多そう」や「残業が難しそう」に関わる質問をされた際に、その対応策をしっかりと伝えることで強調することが可能です。
後に詳しく説明します。
会社の雰囲気を良くしてくれそうを強調→笑顔で明るい対応
面接官は「この人がうちの会社で働いたら、どんな良い影響があるだろう」と想像しながら、面接を行っています。
「この人となら一緒に働きたい」と思われるように、面接では笑顔で明るく受け答えしましょう。
自分が思っている以上に、緊張で表情が硬くなってしまうことが多いので、笑顔を強く意識することがポイントです。
欠勤や早退が多そうを少しプラスに→対応策と仕事へのやる気を伝える
必ず聞かれる質問として
「お子さんが体調不良などの場合、預け先はありますか?」
「近くに頼れる人はいますか?」
「ご家族は○○さんが就職されることについて、どうお考えですか?」などがあります。
文脈にもよりますが、これらの質問の意図は
「家庭でイレギュラーなことが起こった際、どのような対応ができますか?」です。
必ず聞かれるので、事前に対応策を考え、仕事へのやる気と合わせてしっかりと伝えましょう。
回答例は次の通りです。
このように具体的な対応策と仕事へ熱意を伝えることで、責任感があるというイメージ付けをすることができます。
残業が難しそうを少しプラスに→できる・できないのラインをはっきり示し、フォローを入れる
「繁忙期の残業は可能ですか?」
「週2回30分程度の残業は対応できますか?」など質問される場合があります。
これらの回答時には、残業ができるかできないか、できるならどこまで対応可能か、はっきりと伝えましょう。
また、できない場合は、他でどのようなフォローをするかも合わせて伝えるようにしてください。
できる・できないをはっきりと伝えることで、自身の現状把握がしっかりできているとイメージ付けされ、回答全体の説得力が増します。
できないことをできると言うのはNGです。
就職できたとしても仕事を続けられなくなってしまいます。
ブランクを埋めるのに時間がかかりそうを少しプラスに→ニュースで情報入手・就活中にスキルを磨く
仕事のブランクを感じさせないために、次の2点をおすすめします。
毎日のニュースで社会情勢の情報入手
仕事で活かせるスキルの取得
毎日のニュースで社会情勢の情報入手
社会情勢に関心を持っている人=まわりに関心があり、世の中の流れを理解している人
とイメージ付けされ、ブランクを感じにくくさせます。
面接では、社会情勢について企業と絡めた話ができたら言うことなしです。
情報入手を習慣化し、面接でアピールしていきましょう。
仕事で活かせるスキルの取得
専業主婦の期間はブランクではなく準備期間だと考え、スキル取得を目指しましょう。
経験のある分野であっても、期間が空くと仕事の精度は下がってしまいます。
しっかりと準備し、企業にもスキル取得をアピールすることで、ブランクの問題は解消されます。
中途面接は一問一答形式じゃない?
中途採用の面接は一問一答形式とは限らないので注意が必要です。
面接には次のようなパターンがあります。
- 自己PRや志望動機など、一般的によくされる質問に対して回答する一問一答パターン
- 面接官が気になる部分のみ質問・回答するパターン
- カジュアルな会話の中で、質問・回答するパターン など
「自己PRをお話しください」と言われれば、誰もが用意した回答を答えられますが、実際はそのような質問がない場合も多いです。
始めから終わりまで、雑談のような会話で進められることもあります。
対策せずに挑んだ結果、ただ楽しく話していたら面接が終わってしまい、何もアピールできなかった、なんていうことにもなりかねません。
どのようなパターンの面接でもアピールできるよう、今回の面接対策を参考にしっかり備えておきましょう。
まとめ
今回は、子育て主婦の面接対策について解説しました。
子育て主婦は就職が難しいと思われがちですし、実際、不利な立場にあることは否めません。
しかし、条件面などで質問されることが多いため、アピールチャンスも多いと言えます。
主婦のプラス・マイナスイメージをどちらも活かしつつ、あなた自身をアピールし、採用通知を掴みとりましょう!
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